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長い道程
今しがた大きな荷物を下ろしたあなたは これを是だと信じようとしていた
かつてのあなたを 横目で眺めていた私は その信心を肯定せねばと 急かされるように

一欠片だって渡しやしなかった あなたも 私も
それでもあの緩んだ日々の中 多分誰よりも 私はあなたの吐露を受け止めていただろう そしてあなたは私の衝動を受け止めていた
しかし一欠片だって 渡しやしなかった
私も あなたも

ただ眺めて 聞いて 触って 関係がない場所での戯れ
何にも繋がらない場所で 何にも生み出さない呼吸を
初めは少し楽しげに 後には少し苦しく
そしてそっとあるべき場所へ戻った
苦しさが上回るまでとあなたが言った通りに

あなたの抱え続けた大きな荷物は具現化せぬまま消えてしまった
長い間 息を切らし潰されながら 大事に守り続けたあなたを 私は横目で見た
早く手放せば良いのにと 早く楽になれば良いのにと思いながら

緩んだ時間の無益な繋がりは何も生まなかったけれど 私達はお互いを思っていた
決して対ではなくとも 私達は不器用に労わりあった 古い部屋で 懐かしい町で
無為だって分かっていた それでも私達は

私は信心を肯定しよう 精一杯の言葉で
あなたは一つも間違わなかった
あなたはとてつもなく優しい人だ
お疲れ様






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