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深く刻む
風にすら乗らない 2進法のうわさ
そこにあった笑顔はあの日のままだ
適切な座標に配置されただけのことだと分かっている
何にも悲しいことなどないのに

また偶然にあの街に行くよ
一人で幾度も訪れて たくさんを刻んだあの街に
ほんの一度 たった一度 そこに在っただけで 油絵のように塗り込められた
あの街に立ったらば 暫くは毎度 あの日の有様を思い出すのだろう
刻んだたくさんなんて意味がないくらい 深く深く その手は刻んだのだ
空は高かった 太陽は笑っていて 何時も通りの涼しい色が確かにあった
ひとつも形を残さなかった でも間違いなく手触りは残っている

私も適切な座標に配置されるのだろう
そうして何もなかったみたいに 偶に会っては笑うのだろう
本当はページをめくっては頭を巡らすこと幾度か
だけどやっぱりここなのだと その度に思って
だのに面影を追っては 違う度に溜息を洩らす
何も不幸せなことなどないのに

剥がれないよ あの時間が
何時までこんな不誠実な誠実さを抱えてくだろう
きっと時が磨き上げて 綺麗なオブジェになるだろうと分かっているけれど
それだけじゃ足りないと 奥底で叫ぶのは誰だ


|lyrique | comments(1) | trackbacks(0)
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さみしいとき
あるよね
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| みっくみく | 2011/08/27 5:46 PM |









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double happiness
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