<< テレキャスター | main | ダダ式8 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

|- | - | -
ネオンサインは消えないで
 たまに、全部が悲しくなる時がある。
そんな時に一番頭の中を巡るのは、こんなに沢山のことを、私は一生かかっても全部飲み込むことはできないんだと、そういう悲しさだ。
本屋に立ちすくむその時、このちっぽけな存在をどうにでもしたくなる。
手触りはいつもざらざらとしていて、真っ黒でマットな色をしていて、昔ニーチェが言ったみたいな深淵と、小さい頃から見ていた深い海がだぶって見える。
でももう慣れているから、そんなのを頭の隅に追いやって、家路を急ぐ。偶にそれを引っ張りだして変形して遊んで、ついでにあの日見た君の顔を覗き込む。池袋は今日も五月蝿い。そして装飾的な色がまき散らしたみたいに光る。
そうして沢山寝て、日の当たらない部屋で青白い顔をして起きると、その悲しいものは消化されている。嘘だったみたいに消えてなくなっている。

そうやって何度も回って、何度も戯れて、数限りなくすり減って、分からなくなるくらいに繰り返す。これまでもこれからもずっと続く。ループには美があると論文に書いたけれど、実際のループの先に安寧を認めることはできるだろうか。繰り返すリズムに浸かって幸せだと呟くことはできるだろうか。
例えば二つが一つになったとき、私はきっと望んでいるだろうし多分上手くやれるのだけれど、それでも真に、ループする日々を生ききることはできるだろうか。

特殊を望む平凡であることは誰よりもよく分かっている。それでも、信頼に足りない。十字架の前でなぞ誓えない。早く老いさらばえたい。そんなこともあったわと笑ってみたい。
|nouvelle | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
|- | - | -









http://rythme.jugem.jp/trackback/167

double happiness
戯言ハイパー
*CALENDAR*
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>

LINK
*PROFILE*